- 第1回 AI・人工知能EXPO in 東京 国際展示場2017-07-05 Filed under: 日記
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2017年6月28日(水)~30日(金)に東京ビックサイトで開催っされた日本で初のAI・人工知能EXPOということで参加してきました。大人気です。もう狭い場所にぎゅうぎゅうでこんな展示会みたことありません。
出展企業は40社程度。基本的にはAIといってはいても、まだまだサービスとして完成し、成果を上げているようなものがあったようには思えませんでした。
どちらかと言えば、機械学習の技術者がオーダーメイドでデータ分析と検証します。というようなマッチングの場のようなイメージ。きっとインターネットが出始めたころもこんな出展社ばかりだったのだろうと思います。
ただ大手が参入しているという場でもなく、どちらかと言えば大学に近いような研究機関の発表の場というイメージでした。
セミナーは有料で、楽天技術研究所の代表取締役の森さんのお話しをお聞きしました。
世界5か国にある楽天技術研究所は100人のスタッフがいて、日本人は20名程度とのこと。
AIの研究を世界5か国でやっているとのこと。面白い組織です。
マーケティングデータや、経済のデータなどを読み込みイベント結果や投資予測などをいろいろ実験するとのこと。時には競馬予測もつくって素晴らしい成果をあげたこともあるとのこと。
ただ、AIはほかのプログラムとは違って対象となるデータをどう認識、読み取るか、というプログラム。学習したものを何かのデータに通すとどう読み取るか。その正解を出す導き方を決めるのは技術者次第。
それはどう見解を出すことが良いという風なチューンナップをするのかといういこと。
面白い話です。
統計的、歴史的な記憶はAIにはかなわない。しかし今の時代にあったものや、時代の模範になるようなものは人間にAIはかなわない。
過去のデータに基づくような専門家はいらない時代に、これからの時代を考える。トレンドは人間しかわからないという話をされてました。
人間とAIは役割分担の時代がくる。
いろいろなことに研究している楽天技術研究所。なかなか派手な活動はせず、地味に成果を1つづつ挙げているということですが面白いことやってる組織だなと思いました。
印象的だったのは私たちは世の中のトレンドに敏感である必要性がありますので目標などは持っていませんといってました。
クリエイティブだなと思う反面、どうやって成果にしていくのか。
いろんな分析していろんなAIができて、それがいつかエコシステムとして合体するのかな?