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CEO Blog代表 舩越裕勝のブログ

October,20232023年10月

カナダ バンクーバー視察 札幌市・北海道IT推進協会・北海道モバイルコンテンツ協会・産業振興財団 2023-10-10 Filed under: 日記海外

2023年10月1日~8日まで カナダ バンクーバー視察に行って参りました。

海外視察に行ったのは、2021年2月にいった以来、約3年ぶりの海外ではなかろうか?コロナの影響で制限があったこともあって、なかなか行く機会にも恵まれませんでした。

 

今回は、弊社が所属する、北海道IT推進協会からの参加ということで、メンバーとして登録し、参加させていただきました。今回のバンクーバーミッション。海外視察は、とにかく勉強になります。

私たちは、近い将来グローバル展開をし、グローバルにサービス提供をすることを目指しており、こういう機会があれば参加して情報収集をしにいくようにしています。

コロナになる前までは毎年海外視察に参加させていただき、スタッフみんなとも共有する為に、社員研修旅行で海外にも2回ほど行きました。

世界で何が起きているのか。日本との違いなど、肌で感じることで、どのようなサービス展開ができるかを検討していきたいと思います。

さて、今回はカナダ、第3の都市 バンクーバー視察ということで、3年ぶりということもあり、役員4人で参加してきました。


町並みはこんな感じ、とてもきれいなところで、自然も多く、またとても整備された場所でした。

公園も多く、緑もたくさんありました。ちょうど秋、紅葉がきれいな季節でした。バンクーバーは治安もよく、とても住みやすいところ。ただ、円安もあって物価は日本よりかなり高く、また食事は超高カロリーなものばかり(笑)

イギリスの影響をかなり受けているのもあり、食べ物は、「フライドポテト」が主食、それにハンバーガーやステーキなど、重たいものばかりです。視察ということで、バス移動も多く、話を聞いている時間も長いので、動かず食べる機会が多いので、梶原さんと一緒に朝ランニングしました。今回 ダウンタウンに宿泊したのですが、スタンレーパークまで約3kmくらいの場所だったので、朝走ってスタンレーパークまで行き、島をぐるっと回って帰ってくるというランニングコースで観光しました。

以下スタンレーパークの地図です。

ちょうど朝日が出てく時間で朝日で顔が真っ赤です。スタンレーパークのちょうど入口あたり、右奥に見える水辺の向こう側がスタンレーパークです。

島に入ると紅葉がとても綺麗。この紅葉の木は、街の景観を考えて植えているとのことです。とてもきれいでした。

1日目の集合場所で、全員集合。参加メンバーが一同に集まったのはここが初めて!

事前打ち合わせもZOOMで開催していたので、顔合わせはバンクーバーで初!
今回のミッションについての詳細説明を受けて、いよいよ視察スタートです。
バンクーバーは、VR/ARなどがとても盛んに進んでいる場所らしく、またプロジェクト単位でのミッションを進めるというような取り組みが多くされているとのこと。全体写真撮影。インキュベーション施設の前で撮影しました。
年齢、性別、人種、得意分野など多種多様な人が集まって、プロジェクトを体験するインキュベーション施設の視察に来ました。イメージ的には産学官連携の、企業派遣で来ている人もいて一定期間研修を受ける研修施設のようなイメージです。

とても立派な施設でした。バンクーバーは多種多様な人種を受け入れるという文化があるようで、男性、女性、ジェンダーというトイレがあったのもとても印象に残っています。
この施設のすごいところは、一面がグリーンバックの撮影ステージがあり、数十台のカメラが設置されていて、様々なバーチャル映像を撮影することができるスペースがありました。とてもお金かかってます。

バンクーバー在住の企業家の方や、バンクーバーで起業された方の話などもお聞きしました。日本人が海外でゼロからビジネスをするのはとても難しく、やはりわかりやすいところから始めることが多いようです。輸入貿易、飲食店や、翻訳などBtoCビジネスに近いものが多いように感じました。

懇親会会場の1つとして、日本人の方がやっているラーメン店での懇親会というユニークな企画もありました。カナダに来てどのようなビジネスをしているか。生活するのにどういうところが違うかなどの話もお聞きすることができました。世界的にもそうですが、バンクーバーでも、日本食がとても流行っており、寿司屋さんやラーメン屋さんが本当にたくさんあります。

今回 北海道大学 情報工学部 川村教授も参加されていて、いろいろ話ができる機会があったこともとても学び多い時間でした。弊社社外取締役をしていただいており、いつも弊社を応援してくれています。
座学での勉強会。JETROバンクーバーにもお邪魔してバンクーバーの歴史、産業、その他取り巻く環境などについても学びました。バンクーバーの役割と産業、カナダ全体から見たバンクーバーの立ち位置などご説明いただきました。

JETROバンクーバーの前で集合写真
バンクーバーのオフィスの様子。オフィスひとつとっても国の特色ってでますよね?

この日は4人で食事した時の写真です。男4人でしゃれたレストランバーに入ってあーでもないこうでもないとどんな料理がくるのか想像もつかず、また量についても想像がつかないため、手探りでメニューを注文しお食事しました。

結論からいうと、量は全体的に多め。料金も高め。特にお酒は日本よりとても高いなと感じました。

バンクーバーの街並み。石畳の道路 「スチームクロック」の近くの観光名所。有名な場所です。
2日目。イベントに参加しました。VR/ARを使ったアートやゲームなどのイベントが多く開催されており、そのプレゼン発表会に参加。
街並みの景色がとてもきれい。治安が良く、多人種の受け入れも寛容なことを考えるととても留学などに向いているなと思いました。なるほど!だからバンクーバーは日本人留学生が多いのも納得できます。ただ、ちょっと日本に比べてすべてのものが物価高。日本が安すぎるってことなんでしょうけど・・・その差をとても感じた視察になりました。
なんだかんだ、朝早く起きて、観光といえば、走って街並み見ている時間がそうだったように思います。

滞在中天候にも恵まれ、とても良い天気でした。気温としては、10月初旬は、今年の札幌と同じくらい。ただ、ここから冬にかけて西岸海洋性気候はこれ以上寒くならないようで、それはとても過ごしやすいだろうなと思いました。

街はいたるところで工事していました。ヨーロッパと同じく、建物を立て直すという文化がないのか。古い建物が多かったように思います。道路や、建物の修復工事、新しいビルの建築工事など沢山していました。景気は悪くないんだろうなって思いました。

最終日、有名なつり橋「キャピラノ吊り橋」に行きました。

とても高い場所にあるつり橋で、下を川が流れていました。紅葉がとてもきれいで、景色素晴らしかったです。

 

エストニア・フィンランド視察 2 2020-01-30 Filed under: 日記海外

エストニアからまたフィンランドの首都ヘルシンキヴァンター国際空港に戻り、そこからまたさらに北に飛行機で1時間半。

フィンランドのスタートアップで有名な場所「オウル」に行きました。人口30万人のとても小さな町です。

このオウルには大学が2つあること。そして、ノキアの研究開発施設があること。スタートアップ企業を応援するという文化のある町であることなどがあげられます。

オウルを有名にしたい!そういう取り組みもされており、ちょっとおかしなイベントの発祥地でもあります。

1、「エアギター」の世界大会発祥地

Home

 

2、「Polar Bear Pitching~冬の海に入ってプレゼンするイベント~」スタートアップの世界大会

Polar Bear Pitching



何か新しいこと。オウルが世の中に知ってもらうことを作る!という取り組みを産学官が連携してやっているような場所でした。

ちなみに、その活動が起こったのもやはり危機感でした。今から2013年に起こったノキアショックと呼ばれる事件。

オウルの一大産業だったノキアの携帯電話部門の事業縮小により多くの優秀な技術者が、リストラされました。

政府も、町も、企業も一丸となって対策に努めましたが、その結果多くのスタートアップ企業を生むことになりました。

そして大学発ベンチャー。新しいことへの取り組みを積極的にはじめる場所として進化、成長してきました。

 

■2020年1月22日~1月25日 「フィンランド オウル」について

(1)レセプション 札幌ナイト in OULE

オウルの人たちは、私たちをとても歓迎してくれました。

ホテルで行われたレセプションパーティでは、企業紹介。札幌紹介等を含めプレゼンするチャンスをいただきました。

(2)企業商談

現地IT企業との商談も札幌市とJETROで手配してくれました。ノキアショックで作った企業は、ヨーロッパの開発の仕事がメインということでしたが、コンサルティングや様々な開発が可能ということをおっしゃってました。

システム開発の技術力は日本とあまり変わらず、というよりはどちらかというとデザイン力がとても良いイメージでした。

寒いところはデザインが美しい。家具や、照明、それらすべてのデザイン性が良いイメージです。

(3)OULU大学視察

大学見学に行きました。おしゃれな大学で、フィンランド人が素敵に見えます。

①デザイナーミーティングスペース Tellus



大学にあるスペースで、自由に使ってよいコミュニケーションスペースとのこと。企業でも学生でも誰でも使えるスペースとのことでした。

こういうの日本にもほしいですね。フィンランドは教育制度が充実していて、大学まで授業料はすべてただとのことでした。そういう環境もこういうところにお金をかけられることにつながるのでしょうか。全般的に、国と企業のコラボレーションや協力体制がとてもうまくいっているというようなイメージを持ちました。





②NOKIA 5G実用化プロセスと機器開発。そして、6Gの構想について

ノキアで5Gの開発をしている方に話を聞きました。構想は素晴らしい。

5Gのコンセプトは、1×1の通話、データ通信ではなく機械と機械がコミュニケーションできる速度とデータ量ということのようです。

ですので通信障害が起きたときの予測や前後のバックアップなども5Gでは考えられていて、そのリカバリなどもできる技術が盛り込まれてりうようです。

(4)OULU発のゲーム会社視察 finger soft

オウルのゲーム会社でサウナに入れてもらいました。ご存じの方もいるかと思いますが、「Hill Climb Racing」とうゲームを作っている企業でです。僕はゲームしないので全く知りませんでしたが、世界中でゲームがブレイクしているとのこと、はじめてゲームをインストールしてやってみましたが、単純でとても面白いゲームでした。

そこの開発チームの方々と、会社でその企業のことを教えていただき、ピザなどを持ち込んで、オフィスパーティをしていただき、そしてビリヤードや、テレビゲーム、サウナなどの体験をさせていただきました。

オウルのスタートアップの代表企業で、ゲームを作る人材育成プログラムなどをやっているとのことでしたが、めちゃくちゃすごい企業でした。ここでも産学官が一体となってゲームのスタートアップ企業を育てていくというプロジェクトの一環でやっているという話を聞きました。

 

さて、今回フィンランド、エストニアの2つの国を視察しましたが、2つの国に共通することはITの先進国であるということです。日本はすでにITにおいては先進国ではないのかもしれません。

そして、大学まですべて国立であり、教育レベルが非常に高く、世界一の教育大国ともいわれているこの2国。そしてなんといっても、幸福度アンケートでの幸福度が高い国で有名です。

どうしてそんなに幸福度が高いのか。その神髄までつかむことは今回できませんでしたが、心豊かである国というイメージは見られました。

危機感を持ち、課題に向かい、そして強みにしていく。寒い国ならではの文化も多い。

 

日本が見習うべきことが沢山ある国であると感じました。

また、私はヨーロッパでのビジネス展開もきっとできるだろうと感じました。

ただ、もっともっと勉強しないといけなくて、どんなビジネス展開ができるかをもっと探る必要性があるなと思いました。

今回は、札幌市をはじめJETROや産業振興財団の皆様、本当にいろいろと段取りをいただきありがとうございました。

とても勉強になりました。これを次のビジネスにまた活かしていきたいと思います。

エストニア・フィンランド視察  2020-01-27 Filed under: 日記海外




2020年1月20日~1月27日まで新千歳空港からフィンランドへの直行便就航を記念して、エストニア・フィンランドへの札幌市の行政視察がありました。

 

札幌市、JETRO、産業振興財団、北海道IT推進協会を含む札幌のIT企業が数社参加。弊社からは役員3人で今回参加してきました。

新千歳からフィンランドの首都ヘルシンキまでの飛行時間は約9時間半。ヨーロッパに北海道から9時間半で来れるってすごい!!世界はもっと近くなりました。

週に3便往復しているとのこと。本当は冬の間だけと12月中旬から3月までのフィンエアーの就航だったのですが、発売してすぐに3か月分の予約が好調だったので1年間就航になり、2020年12月までの就航が決まっているそうです。

今回の視察は、EUでのITの先進国と言われるバルト三国の一つ「エストニア」と、フィンランドのITスタートアップの最先端都市 フィンランドのシリコンバレーとも呼ばれる「オウル」の2つの場所の視察と商談を目的としています。



■2020年1月20日~1月22日 「エストニア タリン」について

エストニア タリン工科大学 コ・ワーキングスペース MEKTOLY

(1)JETROセミナー


(2)エストニアスタートアップについて

(3)エストニアベンチャー企業 カーディーラー向けCRMサービス MODERA

(4)エストニア資料センター

エストニアは132万人。そのうち首都タリンには130万人の人が住む。


知る人ぞ知るIT国家戦略がすごい国。今から20年前に起きた国際的なサイバーテロがあったことから、ITに対する危機意識を持ち国家戦略プロジェクトとして国が主導する。x-Roadと呼ばれる電子住民基調台帳、引っ越しから転職まですべてインターネット申請が可能。税理士がいない国ともいわれており、これから数年で年金支給申請等も自動化されるITの利便性を年々向上させているとのこと。

世界中の人がインターネットで申込みして電子市民になれる国エストニア。

人口がいなくて、産業もなくて、周囲の国からの攻撃もあって・・・選んだ道はITの国家プロジェクト。

IT先進国としてのブランディングも素晴らしい。世界に市民権を出しても管理できる体制がある。

100%市民、住民情報の管理を国がシステムでやっている。それが実現できた理由は、まさに国家レベルの危機感。そして、それを実現しないと生きていけないという覚悟を感じました。



そんなに大きい街ではないですが、町はとても綺麗で、石畳の旧市街地は素晴らしいところでした。

そして、驚いたのが、僕らが行った時期の日の出は9時で日の入りが15時半。日中がとても短い場所なんだと感じました。

日本も冬は日の出が遅くなり、日の入りが早くなるので夜が長いというイメージですが、そんな次元じゃないくらい夜が長い。

太陽の光って大事だなと思いました。お日様出るとちょっと嬉しくなっちゃうくらいの気持ちになりました。

さて、長くなったのでフィンランド オウルについては改めて報告しますね。

 

 

 

バングラディッシュ ダッカ大学 視察 2019-12-26 Filed under: 日記海外講演会・展示会参加


2019年12月14日~18日までバングラディッシュ人民共和国に視察に行ってきました。

今回は、バングラディッシュNo1の国立大学であるダッカ大学と北海道大学、そして札幌市、バングラディッシュのIT企業BJITと調和技研の共同研究棟を今後進めるという調印式に参列させていただくこと。



そして、もうひとつ北海道大学情報工学部発のAIベンチャーである調和技研のバングラディッシュでの法人設立レセプションに参加させていただきました。

また企業訪問も数社させていただき、バングラディッシュでのITビジネスの状況や、人材育成の現場もいくつか見せていただきました。


バングラディッシュは人口が2億人ともいわれる国でかつ国土が北海道より少し大きいという場所。周囲の隣接国は8割がインドで、一部ミャンマーという2国だけのインドに守られた国ともいえます。

40年前に東パキスタンと戦争し、独立した比較的誕生して新しいこの国はベンガル語でバングラディッシュという国名は「ベンガルの人の国」という意味で、ほとんどの人がイスラム教徒です。


世界一人口密度が高い国で人口数は世界7位とのこと。

とにかく人が多い。首都ダッカでは、周り見渡す限り人、人、人、人。

空港で出口を出たときには、空港の前の金網に人がびっちり。ゾンビか?と思うほど・・・

空港の車の入り口には、銃を持ったセキュリティが・・・空港を出るのも大渋滞。こりゃやばいところに来たと思いました。

 

今回現地企業のBJITさんに、車の手配や食事の段取り等いろいろおもてなししていただき、ダッカ大学の視察。JICAの取り組みなどについていろいろ教えていただきました。


滞在は、4日間という短い期間ではありましたが、バングラディッシュの人たちのハングリー精神。向上心。これらは、今の日本人に欠けているものであると感じました。

どれだけ世界を身近に感じて仕事していくことができるか。自分たちの置かれた立場にどれだけ危機感を持って未来を考えていくことができるのか。

先代から受け継いだ日本の持つ平和、産業、今ある環境などをこの先どのように次の世代に伝えていくのか。

今の環境や状況に感謝して受け入れることはもちろん。私たちは、もっと意識として、今のままではダメなんだ。私たちの将来につなげるために、次の世代の為にどんなことができるか。

もっと各個人が目線をグローバルに向けて物事を考えていく必要性があると私は思いました。

ビジネスのグローバル化は当たり前になる。この誰でもわかる。誰も疑わない確実な未来に、私たちはどう対応していくことが必要か。

 

まずは社内のさらなるグローバル化をし、社内の意識を世界に向けていく必要性を深く感じました。

 

私は2019年最後の海外視察。今期は、優秀で向上心の高く、また日本に興味のあるバングラディッシュのまだ見ぬスタッフを、ぜひ迎えたいと強く思いました。

今日本にないものを一番持っている国かもしれません。

向上心と危機感。私はとても大事な精神だと改めて感じました。



 

今回バングラディッシュ視察にあたり、北海道大学の川村教授及び、調和技研 中村社長。そしてBJITの皆様、スケジュール調整していただいたテクノラボの秋山さん、本当にお世話になりました。

この国ほど一人ではいけないなと思う国はないと思いました。デンジャラスな空気間とアグレッシブな国民性を感じることができたこと心より感謝申し上げます。

私が企業したころのマインド「明日、来年は今より必ず良くなる。」と私自身が信じてやってきましたが、きっとバングラディッシュの人達も。確実にみんなそう信じている。その想いはとても強く感じました。

きっと急激に、数年でものすごくこの国は良くなるなと確信しました。

わたしは、バングラディッシュで、起業したころの初心を改めて思い出し、もっと良くなる未来のために今目の前でできることを全力でやらなければならないと感じました。

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