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CEO Blog代表 舩越裕勝のブログ

December,20192019年12月

バングラディッシュ ダッカ大学 視察 2019-12-26 Filed under: 日記海外講演会・展示会参加


2019年12月14日~18日までバングラディッシュ人民共和国に視察に行ってきました。

今回は、バングラディッシュNo1の国立大学であるダッカ大学と北海道大学、そして札幌市、バングラディッシュのIT企業BJITと調和技研の共同研究棟を今後進めるという調印式に参列させていただくこと。



そして、もうひとつ北海道大学情報工学部発のAIベンチャーである調和技研のバングラディッシュでの法人設立レセプションに参加させていただきました。

また企業訪問も数社させていただき、バングラディッシュでのITビジネスの状況や、人材育成の現場もいくつか見せていただきました。


バングラディッシュは人口が2億人ともいわれる国でかつ国土が北海道より少し大きいという場所。周囲の隣接国は8割がインドで、一部ミャンマーという2国だけのインドに守られた国ともいえます。

40年前に東パキスタンと戦争し、独立した比較的誕生して新しいこの国はベンガル語でバングラディッシュという国名は「ベンガルの人の国」という意味で、ほとんどの人がイスラム教徒です。


世界一人口密度が高い国で人口数は世界7位とのこと。

とにかく人が多い。首都ダッカでは、周り見渡す限り人、人、人、人。

空港で出口を出たときには、空港の前の金網に人がびっちり。ゾンビか?と思うほど・・・

空港の車の入り口には、銃を持ったセキュリティが・・・空港を出るのも大渋滞。こりゃやばいところに来たと思いました。

 

今回現地企業のBJITさんに、車の手配や食事の段取り等いろいろおもてなししていただき、ダッカ大学の視察。JICAの取り組みなどについていろいろ教えていただきました。


滞在は、4日間という短い期間ではありましたが、バングラディッシュの人たちのハングリー精神。向上心。これらは、今の日本人に欠けているものであると感じました。

どれだけ世界を身近に感じて仕事していくことができるか。自分たちの置かれた立場にどれだけ危機感を持って未来を考えていくことができるのか。

先代から受け継いだ日本の持つ平和、産業、今ある環境などをこの先どのように次の世代に伝えていくのか。

今の環境や状況に感謝して受け入れることはもちろん。私たちは、もっと意識として、今のままではダメなんだ。私たちの将来につなげるために、次の世代の為にどんなことができるか。

もっと各個人が目線をグローバルに向けて物事を考えていく必要性があると私は思いました。

ビジネスのグローバル化は当たり前になる。この誰でもわかる。誰も疑わない確実な未来に、私たちはどう対応していくことが必要か。

 

まずは社内のさらなるグローバル化をし、社内の意識を世界に向けていく必要性を深く感じました。

 

私は2019年最後の海外視察。今期は、優秀で向上心の高く、また日本に興味のあるバングラディッシュのまだ見ぬスタッフを、ぜひ迎えたいと強く思いました。

今日本にないものを一番持っている国かもしれません。

向上心と危機感。私はとても大事な精神だと改めて感じました。



 

今回バングラディッシュ視察にあたり、北海道大学の川村教授及び、調和技研 中村社長。そしてBJITの皆様、スケジュール調整していただいたテクノラボの秋山さん、本当にお世話になりました。

この国ほど一人ではいけないなと思う国はないと思いました。デンジャラスな空気間とアグレッシブな国民性を感じることができたこと心より感謝申し上げます。

私が企業したころのマインド「明日、来年は今より必ず良くなる。」と私自身が信じてやってきましたが、きっとバングラディッシュの人達も。確実にみんなそう信じている。その想いはとても強く感じました。

きっと急激に、数年でものすごくこの国は良くなるなと確信しました。

わたしは、バングラディッシュで、起業したころの初心を改めて思い出し、もっと良くなる未来のために今目の前でできることを全力でやらなければならないと感じました。

フィリピンセブ 視察 2019-10-30 Filed under: 日記海外



2019年10月28日~30日に、フィリピン セブに視察に行ってきました。今回の目的はオフシュア開発について視察・調査です。

昨年フィリピンマニラに行きましたが、今回はフィリピン セブ行ってきました。

シンガポールからのご縁で、いろいろ情報交換させていただいているSpyceTek Incの古橋さんにいろいろコーディネートしてもらいました。

複数社を紹介してもらい事前にアポイントをとって各企業に行って、ビジネスの状況などをお聞きし、職場訪問させていただきました。

ちなみにフィリピンは大幅な貿易赤字が続いている国ですが、人口は非常に多く。日本とは違って少子高齢化とは無縁の若い国です。そして、この2つのエリア、マニラとセブはフィリピンで経済特区になっており、海外企業の受け入れを推進している場所なのです。

 

そのため、日系企業だけでなく多くの企業がマニラとセブに進出していると事前情報で聞いていました。

そして、システム開発拠点として注目されているセブ。フィリピン人の勤勉性も非常に魅力的でした。

 

治安はあまり良いとは言えない感じでした。斬新なのはストリートチルドレンという家のない子がまだ多いです。ただWifiは非常に早く、スマートフォンだけが時代の流れに乗っているように思います。

東南アジア全般の共通としては、渋滞が半端ないのが印象的でした。

私の行く前のセブは、リゾート的な感じかなと思っていましたが、市街は全くリゾート感覚はなく、ITパークがあったり、大型ショッピングモールが沢山あったりと目まぐるしく近代化を推し進めているイメージでした。

都市の発展は、公共交通機関で大きく変わるように私は感じています。誰でも低価格で利用できる公共交通機関が普及して初めて経済成長の速度が上がるように思います。

セブも今鉄道を作っており、出来上がると一気に近代化するように思います。

まだまだ貧しい国ではありますが、今後の成長は期待できる場所です。

何よりよいのが、第2国語である英語がものすごく通じる国であるということです。この点が非常によく、今後も同行を見ていきたいと思います。

まだ、現地企業に仕事を依頼するようなレベル感はありませんでしたが、日系企業でオフシュア開発やっているところに実験的にスピード感や、開発すキルレべルなども見ながら今後、開発案件なども一緒にやっていける体制ができればと思っています。

企業訪問して、早くからフィリピンのセブに進出されているフルスピードさんにもいろいろ話をお聞きしました。

今回ハロウィンの時期で、入り口のデコレーションがとても本格的で印象的でした。フルスピードさんさすが上場企業。

フィリピンセブで、すばらしい事務所で素晴らしい環境でした。いろいろ教えていただきありがとうございました。

 

今回いってみてニュアンスはつかめました。マニラより私はセブのほうがやはり人柄がおっとりしている雰囲気。

とにかく気候が良いので、開発拠点として非常に良い場所であると感じます。また、治安が悪いといっても軽犯罪レベルなので、それも人種的に温厚であるということも言えるのだと思います。

今後も注目していきたいです。

 

新サービス”グローバルサブライン”をリリースしました。 2019-01-10 Filed under: 会社行事日記海外

2018年12月に弊社 新サービスをリリースしました。

2017年にリリースし、ご好評いただいておりますビジネスで使う050電話アプリサービスですが、そのグローバル版をこの度リリースいたしました。

従来より提供させていただいておりますスマホ用050アプリSUBLINE「https://www.subline.jp/」ですが、日本のIPフォン番号050をアプリで使えるサービスで2つ目の番号を取得できるというものでしたが、そのグローバルバージョン?ともいえるものをこのたびリリースいたしました。

従来サービスのサブライン


 

そして新サービスのグローバルサブライン

 

■グローバル電話アプリサブライン

https://global.subline.jp/

 

何ができるサービスかと申しますと・・・なんと、世界約35か国の電話番号を取得し今お持ちのWifiで利用できます。

サブライン同様、取得までにかかる時間はクレジットカードさえ持っていれば約5分~10分程度。

対象国にお電話することが多い方。対象国の電話番号を取得し現在のスマートフォンで受電したい方に最適です。

取得した国の番号は世界どこにいてもインターネット回線を利用し国内通話料金で電話できます。

 

皆さんはご存知でしたか?日本では050という番号が、インターネット電話専用番号となっていますが世界ではそうではなくアメリカでは、一般加入電話も携帯電話も電話番号での区分がありません。

アメリカの番号は州や地域によって違います。グローバルサブラインでは、カリフォルニアの番号もサンフランシスコの番号でも取得し利用できるのです。

 

また、グローバルサブラインでは国際電話の利用も可能となりました。アメリカ番号を取得すると、通常の国内料金の他に国際電話もご利用いただけます。

世界に旅する方にお勧め!!アメリカ番号を取得すると、Wifi環境さえあれば同じ携帯で、SIMの入れ替えすることなく同じ電話番号で受電・架電できちゃうんです。

もう世界の電話のボーダーはなくなりますね。

 

たとえば、一例としてこんな使い方はどうでしょう。

アメリカで会社をつくりサブラインで電話番号を取得すれば、世界どこにいてもアメリカの会社にかかってきた電話をスマートフォンで受電できます。

またフランスにも会社をつくりサブラインで電話番号を取得。双方の会社にかかってきた電話はどこにいても受電できます。

従来金融機関や行政からの電話対応が必要で、受信できる固定電話を置く必要があった場合でも、サブラインで対応できます。

 

なにより、電話の転送も必要なく、通話料金が国際電話になることもないのです。
ただし、基本料金と通話料金はかかります。また国によってはほんの少しですが着信料金がかかる国もありますのでサイトで確認してください。

もちろん従来のサブランの最大の特徴である、留守番電話、通話録音、そして転送電話サービスもオプション料金かかることなく利用できます。

もちろん、通常の携帯のようにかかってきた電話に折り返しだってそのままの番号にかけられるので、通常の電話、対象国の携帯電話や一般加入電話とやり取りできます。

もしかけなおしてもグローバルサブライン番号からの通話ははその国の国内電話同様の料金です。

料金はUS$3~でお支払い方法は、サブライン同様カード決済(US$)となります。

 

使い方はあなた次第です。

新しい技術・テクノロジーは、もっと世界の距離を近くする。

 

インターパークは、グローバルのビジネスシーンで「こんなサービス欲しかった!」といわれるサービスを今後もリリースしていきます。

 

■2019年1月現在
グローバルサブライン電話番号取得サービスでトライアルプラン利用及び取得できる国
アメリカ
カナダ
イギリス
フランス
スペイン
スゥエーデン
ポーランド
チェコ共和国
ブルンジ
エストニア
リトアニア

■番号取得できる国(有料プラン)
※以下の国はトライヤルプランはありません。
バルバドス
ペナン
ブラジル
ケイマン諸島
コロンビア
キプロス
デンマーク
ドミニカ共和国
エクアドル
エルサルバドル
ジョージア
ガーナ
グレナダ
ガテマラ
ギニア
インドネシア
イスラエル
ジャマイカ
日本
ケニア
大韓民国
マカオ
マルタ
モーリシャス
ナビビア
ニュージーランド
ナイジェリア
ペルー
フィリピン
オペランド
ベルトリコ
タンザニア
トリニダードバゴ
チェニジア
ウガンダ
ベトナム

 

■グローバル電話アプリサブライン

https://global.subline.jp/

フィリピン、タイ、マレーシア視察 2018年11月25日~12月2日 2018-12-10 Filed under: 日記海外

今年はシンガポールにはじまり、アジアを中心に香港、深圳、カンボジア・プノンペンと東南アジアでのビジネス展開の調査をしてきました。

シンガポールで出会った高橋さんとの出会いが、ひょんなことからつながりなんと同じ日にマニラにいることがわかりお会いしました。セブでのオフシュア開発についての様々な話をお聞きすることができ本当に有意義な情報交換ができました。

独立したばかりの古橋さんもたたき上げの経験をお持ちの方で、本当に優秀な技術者の方にお会いできました。

フィリピンでのビジネス展開は非常に可能性があると感じました。

マカティの中心地はとても進化しており、一見シンガポールのような高層ビルや綺麗なオフィス街があり、私が10年くらい前に来た時とはもう面影もないような雰囲気でした。しかしながら、昔から変わらないのは貧富の差があるところは同じであり、お金だけが幸せのバロメータではないというような感覚も持ちます。ただ、食べるものから何から全部が違って、現地ローカルの人が食べるものと外国人が食べるレストランも違えば価格もものすごい差があるからびっくり。

それって日本にはない感覚だなって思いました。

JETROマニラにアポイントを取り坂田さんにお話しをお聞きしましたが、フィリピンは開発拠点としてはものすごく良い場所だなと感じました。前日に話したセブもフィリピンの経済特区であり、システム開発をする拠点として、北海道とセブ島の温かい場所と寒い場所でシステム開発をしませんか?というのは、今後会社の魅力になると思いました。

また、英語がとても普及しているのもよいと思いました。少子高齢化である場所にとって、若い人が多い。そして人口が増え続けるフィリピンは、いろんな意味で日本とは別の未来の可能性があると感じました。

都市開発もものすごく進んでいて、街並みもとてもきれいに整備されています。しかし、フィリピンの人は近くに住むことができず仕事があれば2~3時間かけて通ってくる人も多いとのこと。私の知り合いのマニラのシステム開発会社では、社員寮を作って福利厚生として提供することで社員満足度が向上し、離職率が下がったということも言ってました。

いろいろ工夫して技術者を育てているとのことです。

さて、3日目の27日にフィリピンからタイ・バンコクに移動しました。バンコクは電車が発達しており空港からの移動はMRTがとても便利です。すっかり近代化が進んで、景気も上向きとのこと。ただ、いろいろ問題もあるらしく、せっかく高度成長したところで少子高齢化がはじまってしまうという問題もあるようです。

今回は、モンスターハブという日本や海外からのスタートアップの人達が集まるレンタルオフィスの見学をさせていただきました。ロシアとのシステムエンジニアなどの人材交流をビジネスモデルにしているTalentExの越さんにいろいろお話をお聞きしました。

タイとロシアの間にはビザがいらない点に注目し、IT技術者をタイに連れてくるというビジネスモデルとのこと。なかなか面白い発想です。このビジネスモデルで資金調達もしているとのこと。

また、タイでもJETROバンコクにお邪魔して話を聞きました。近況をお聞きしたところやはり景気が良いとのこと。また、一昔前は日系企業は製造業が多かったのですが、ここ数年は商社が多く入ってくるようになり、バンコクでの日系企業の営業活動も活発になってきているとのことでした。ただバンコクはなかなかビジネスするためのハードルが高いらしく、日本人がビジネスするのにそれ相応の資本金を積む必要性があるというのもポイントのようです。
バンコクではすっかりクリスマスムード。中国では今年、クリスマスを祝うことを禁止しているようですが、バンコクは日本に近いせいか宗教へのこだわりは少ないようです。

デコレーションも大がかり。熱い国のクリスマスはシンガポールもそうですが大がかりなデコレーションが多いですね。

そして、バンコク3日目の29日にはマレーシアのクアラルンプールに移動しました。クアラルンプールでは、札幌市及び産業振興財団の視察団と交流しバスで移動。クアラルンプール市街のホテルにいったん入り、そこから懇親会に参加し、明日からのスケジュールを確認しました。

2日目はJETROクアラルンプールで勉強会。イスラム教信者が60%であるにも関わらず、クリスマスシーズンは町中クリスマスデコレーションという自由度の高い国。また、国民の30%はマレーシアより給与の良い場所に出稼ぎにいくという国。シンガポールは100万人。バングラディッシュは22万人が出稼ぎに出ているという現状。

またシンガポールの起業家、DIVERTA(株式会社ディバータ)の鈴木社長は日本で売っているCMSをシンガポールの日系企業に提案しているとのこと。どちらかといえば、日本の仕事、デザインなどを、オフシュアで受けているのがメイン。近年は販売にもつながってきていて、クアラルンプールの日系企業などにも販売しているとのこと。

英語圏ということもありマレーシアも商圏市場として考えられないわけではないがやはり物価が安いこと。また、人件費が安いことからIT商材の販売はまだもう少し時間がかかるかもしれません。

次に視察にいったのはマレーシアのスタートアップ企業の為のインキュベーション施設。マレーシアが国営でやっている施設に行きました。

MaGICという施設で、現在東南アジア全般で普及しているCtoCの配車アプリであるGRABもこのインキュベーション施設出身とのこと。マレーシアでは、スタートアップ企業を作っていくことに熱心に活動しています。施設はとても素晴らしく。そして広くて綺麗でした。

こんな場所でスタートアップ企業どおしが切磋琢磨できる環境はうらやましいですね。しかも国営というのも魅力的です。日本でもやってくれるとうれしいですね(笑)


最後にサンクレエの森さんと、そして森さんのサッカーの教え子の学生がマレーシアに留学しているとのことで合流し写真撮りました。

なんと、私の親友の息子の友達とのことで親近感がありました。マレーシアで一人で留学して頑張っている話を聞き、逆にいろいろ勉強になりました。

おじさんたちにお付き合いいただきありがとうございました。

マレーシアはイメージ的にとてもゆるーい国で、すごく規制が緩和されている場所なイメージがあります。

英語圏ということもあり、将来のマーケット・サービス提供市場として考えていける場所であると感じました。

今回8日間という長い期間3つの国を回ってビジネスの可能性を見てきました。売る市場なのか。作る場所なのか。その両方ができるのか。

まずはシンガポールを足掛かりにして、APECやTPPによる規制緩和に期待し、来年そこからASEAN諸国への展開をしていくことを計画しています。

まずは1歩づつコマを進めていきたいと思います。

 

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