- シンガポール視察 第2弾 2017年10月9日-11日 Cloud Expo ASIA 2017-10-13 Filed under: 日記、海外
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10月は、8日~12日でシンガポールへ市場調査いってきました。今回は、弊社役員の高井と二人での渡航です。マーケティングの観点から物事を見てもらうのが必要だと感じ2名で行ってきました。
今回のシンガポールはCloud Expo in ASIA Singapore 2017に合わせての渡航となりました。
セキュリティ、ビックデータ、データセンター、そしてクラウドサービスなど様々な分野の展示会中心のイベントで、アメリカで参加したものや、前回シンガポールで参加したような参加型セミナーではなく、日本と同じような展示会というか見本市という内容でした。
日本の数多くあるようなイベント参加料金は無料。どちらかと言えば雑多なイベントでした。
専門性というより、それらの人が必要な機器展示がメインというところでしょうか。ソフトウェアでいうと、CRMの企業も1社~2社出ていましたが、開発環境や、開発ツールなどが展示されておりどちらかと言えば全体的には技術者向けな感じでした。
今回、シンガポールに高井さんと来てみて、いろいろな話をしていて感じるのは、やはりマーケティングという立場でのシンガポールへの見方、そしてビジネスについて見るところが違うんだなと感じ改めてすごいなと思いました。
さて話は戻しますが、毎回やはり新たな出会いがあるのですが、今回もかなり良い出会いをいただきました。今年2回目のシンガポールになりますが、やはり1回目の手探りでいろいろなものを探しているところから、今回は前回お会いした人達との話を一歩進めたり、さらにそこから新しい出会いがあったりと広がりと深さが出たように感じました。
最初にあった時から見て2回目お会いできた人は、もうひとつ突っ込んだ話ができるのでとても収穫があったと思います。
また、新規でお会いした人も今回もたくさんいまして、今回も中小機構さんの支援で、様々な方をご紹介いただきシンガポールに住んでいらっしゃる日本人の方にシンガポールの現状をお聞きすることができました。
まだまだ私達のビジネスに直接つながるという具体的な話まではありませんが、世界では日本人が様々なポジションで活躍しているんだなということを知りました。
今回お邪魔したのが世界的に有名なコンサルティング会社「ローランドベルガー」でお話しをお聞きすることができ、コンサルティング会社がどのような仕事をするのか聞きました。
これは日本では敷居が高くてお話しもなかなか聞けないなという話でした。
今回は1回目と違い、アポイントとアポイントの間に、ちょっと空き時間があったので、交通機関を使わずに高井さんとシンガポールを歩いて移動しました。
なかなかいろんなものを見れて良かったのですが、熱くて暑くて・・・・後で聞いたら地元の人も熱くて日中は歩かないとのことでした。
一度目の出会いの人。2回目にお会いできる人。人のつながりで、ここまでいろいろ情報収集させていただけるなんて、自分は本当に人に恵まれているなと思います。
ひとつ一つの出会い。大事にしていきたいと思います。
- シンガポール視察 第1弾 2017年9月 DigiMarCom in ASPIC 2017-09-30 Filed under: 日記、海外
このたび弊社インターパーク、毎年補助金やら助成金やら使えるものはなんでも使って進化成長していこうということで、毎年アンテナはって様々なものに応募しています。
毎年応募しているのですが、これがまたなかなか採択されない。書類をつくるのがとても大変で、出したはいいが、応募数が多いものについては、落選したりと本当に2月~7月くらいまで年度のはじまりというのは様々なものに応募します。
今年度は本格的に海外展開の市場調査とサービスの英語圏向けのローカライズを進めていく方針だったので、その点に注力し何と札幌市と中小機構から今年度海外進出支援に関する補助金をいただくことが採択されました。
「素晴らしい!!」そこで、採択確定したのが札幌市は7月。そして中小機構は9月。まずは札幌市の補助金を活用させていただき、市場調査をシンガポール・現地にある日系の調査会社に外部委託。9月から来年2月までが対象期間になりますのでこの機会に海外進出の足掛かりをなんとかつくりたい。ということで、9月から12月3か月毎月シンガポールに行くことになりました。
IT企業の海外進出の目的は大きく分けて2つありそのどちらかを足掛かりにして海外拠点を持つことが多いようです。その、一つはオフシュアという考え方で、開発者を求めて海外にいくというのがあります。これは受託が多く技術者が不足している企業はそこから入ることが多いようです。その時の相手国は、現在はベトナムやタイ、フィリピンなどがあげられるようです。しかしながら弊社が求めているのはもうひとつの進出理由、海外へのサービス提供をしたいというもの。いわゆる海外への販路拡大です。
少子高齢化。日本の貿易赤字化。北海道というか日本としての産業をどうつくるか。そんな大きな話までいけるかはわかりませんが、日本に自動車産業や電化製品が世界で活躍している現状から、弊社としてもそのきっかけを作りたいと考えています。
そこで9月~12月弊社が決めたのはシンガポール。アジアのHUBとなる国。日本よりも物価が高いといわれ、日本よりも国際化が進んでいる国。そして、政治と経済が協力して国際経済社会での立ち位置をしっかり意識している国。
シンガポールは昨年9月、土屋人間社長塾の視察で土屋会長とご一緒させていただき訪問したことがありました。その時の印象はいまでも忘れません。アメリカでもなく中国でもなく、そしてASEAN諸国でイニシアティブを持つ国シンガポール。
日本に最もない国際的基準でありながら、アメリカのような資本主義、日本のような社会保障制度などをもっている国。
そんな国に向けていよいよ市場調査を本格的にスタートします。
さて、現実に戻りますと今回は2017年9月18日~21日の3日間 DigiMarComというデジタルマーケティングカンファレンスに2日間参加することを1番の目的として2泊3日しかないのに5件のアポイントをいただき現地の状況を調査に行ってきました。
とにかく知らないことばかりなので、なんでも吸収したいという想いで行きましたが、入ってくる情報量の多さにパンクしそうでした。
ただ、わかればわかるほど・・・感覚的に面白いと思うことがあり、日本に似たところ。そして日本より進んでいるところ。そして日本にはないところなどが明確に見えてきます。
何より、賄賂や不正がなく、安心・安全、そして今私達日本人が持っている常識というかルールがある程度通じる国であることがわかりました。もちろん国際色豊かなところや宗教の自由の幅など、それによる様々なルールはかなり違いますが・・・
ただ、やっぱり 壁は英語ですね。もっと英語さえわかれば・・・情報はもっともっと活きたものとして知ることができると思いました。
9月の3日間は副社長であり、CTOの須田と二人で行きました。とてもうれしいことにシンガポールに須田のいとこがいて、話をしましたが、誰に会うより一番活きた情報をお聞きできたと思います。
親族って海外で、特に強い結束ある気がしました。活きた情報を得られる人がいるってとても強みだと思います。まずは9月。大手企業にと紹介いただいた会計事務所などに行き現状を聞きました。人によって話は違いますが、面白いのは何も知らないので本当にいろんなこと、主観的な印象も含めて皆さん教えてくれるということです。ありがたいことです。
シンガポールでの人脈をたどり、もっと現状を自分自身が肌で感じられるようになりたいと思います。
今回須田と一緒に行って、シンガポールで事業をされているいとこの方をご紹介いただき、またシンガポールで何かサービスをつくっていくというイメージも須田の中に沸いたようで・・・新しい展開技術面でも面白いことできそうです。
何より私の壁は英語ですね。がんばります(笑)
綺麗なマーライオンとベイエリア、マリーナベイサンズがシンガポールのイメージだと思いますが、なんとマリーナベイサンズができたのは2008年。シンガポールはそれまで観光名所やシンポルがなかったそうです。
そりゃそうです。人口550万人、東京23区の1.2倍くらいの広さの国土。
その国が世界で存在感を高めている。素晴らしいことです。日本が見習うべきことがこの国にはたくさんあると思いました。
- Cloud computing Expo in NewYork 2017 視察報告 2017-06-27 Filed under: 日記、海外
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2017年6月9日~11日 アメリカニューヨークで開催されたクラウドコンピューティングエキスポ2107に参加してきました。
今回は、弊社役員3人で視察に行き見識を深め、最新技術を学んできました。IT、インターネット業界で最先端のアメリカに学ぶことは多く私達3人にとって本当に刺激をいただける機会となりました。
年に2回春と秋にアメリカで開催されるこのイベントは春はニューヨーク、秋はシリコンバレー(サンタクララ) で開催されます。
昨年秋のシリコンバレーで開催されたCloud Computing Expo 2016 in Santaclara に初めて参加してセミナーなどもいろいろ聴講しましたが非常に勉強になったので春のニューヨークのイベントにも参加しました。今回の内容というよりも、春NYと秋シリコンバレーで何が違うかというと、NYのほうが企業色は強い印象でした。偶然かもしれませんが、秋のセミナーは学術研究的な要素のものが多かったのに対して、今回のものは弊社のサービスの良いところ!メリット!というようなものが目だった気がします。
さて、話は今回のNYのクラウドコンピューティングEXPOですが、今回もかなり刺激的な内容が多かったです。前回何に使うの?と言われてたIoTやAI、ビックデータなど実証実験が進んでおり、今の段階では金融、医療、物流、エネルギー、工場などでの利用が進んでいるように思いました。
実証データがそろえば将来の予測、予見などに活用し既に成果が出ているように思います。
BtoBの企業間でのAIやIoTの活用はそんなところですが、もうひとつアメリカではBtoCにおいてもかなりいろいろ進んでいます。
アマゾンエコーや、グーグルホームなど声で様々なデバイスを操作する技術が進んでいます。キーボード入力しなくても、声の認識が英語ならほぼ完ぺきにできるということを意味しています。
日本語はだいぶ後回しになるかと思いますが、世界英語圏ではインターネット検索。音楽鑑賞機器操作、映像機器、空調、ライト、冷蔵庫などは声で操作できる時代になりました。
街中でスマートフォンを持っている人も、スマートフォンに話しかけている人が多いです。手で入力するということより声での入力はスピードが速く、既に正確に認識できるということでしょう。
家庭から進むAI化。インターネットに接続できるディバイスの数はどんどん増えています。
ただ、日本にくるのはまだまだでしょう。なぜなら英語圏を対象にしたほうが世界に売れるからです。
現在は、AmazonとGoolgeですが、AppleもHomePodを今年12月からオーストラリア、英国、アメリカで販売を開始するとのことです。今LINEも研究しているとのことでした。
家庭を取りまく電子機器の操作方法がすべて変わりそうでワクワクしますね。
ただ、いろいろ派閥?もあります。海外から取り寄せられるので実はGoogleHome を私買ってみたのですが、アマゾン派、グーグル派、アップル派のどれかを選択しないといけないという課題があります。
どういうことかというと、音楽を聴いたり、映像を見たり、画面を操作したりはそれぞれの端末とコネクトできる機器をチョイスしなければならない課題があります。
例えばAppleTVが家にあると、GoogleHomeでは操作できません。
これは、グーグルはCheromeを操作できます。また、音楽ソフトも対応しているものが違います。AppleはもちろんAppleMUSICに対応するし、GoogleはGooglePlayMusicだったりSpotifyに対応しています。
だからAppleMUSICを契約していてもGoogleHomeでは音楽が聴けないわけです。
AmazonEcohはAmazonPrimeメンバーに200万超の無料の曲を提供しており、Amazon Music Unlimitedでは数千万の音楽を聴くことができます。
まだアップルは発売していませんが、AmazonはSpotifyにも対応していますので、どちらか購入しようと考えている人はSpotifyと契約すると良いかもしれません。
なかなか派閥が難しいですね。各社囲い込みなんでしょうね。消費者は大変です。
ちなみに接続できる機器はアメリカで続々と増えていますが、これも対応機種がいろいろあります。
Wifiでつながるというだけではないので難しいですね。IoTの世界基準が今ちょうど日本、米国、欧州での共通規格をつくることがニュースになっていました。
普及するにはいろいろまだ壁がありそうですね。
さて、話は戻りますが私達のIT業界でのAI・人工知能の成長、発展は現在は予知・予見分野にまずは使われるだろうという話をお伝えしましたが、画像や文字などの対象物をディープラーニングにより認知・認証ができるようになれば、それに伴う行動にもつなげることがどんどんできるようになるかと思います。
今現状ではAIはフレーム問題といって、ルールとゴールが明確でないとなかなか結果を出せません。
なので今求められるAIのスモールスタートは、ルールとゴールを限定し検証できるようなものからスタートができればと思っています。
インターネットができたときのように、モバイルが普及した時のようにライフスタイルがきっと変わります。
新しい暮らしにどうAIが関わってくるのか。たのしみですね。
その最先端の答えはアメリカのAI研究が日本より2~3年進んでいると思います。
私はこの動向から目が離せません。
- ドイツで開催されたCeBIT「国際情報通信技術見本市」in 2017の視察 2017-03-30 Filed under: 日記、海外
2018年3月20日(月・祝)~3月24日(金)2泊4日というスケジュールでドイツ ハノーバーのハノーバー国際見本市会場で開催されておりましたCeBiT 国際情報通信技術見本市 in 2017の視察にいって参りました。
今年は日本が本イベントのパートナーとなり、ジャパンブースも出展していました。そのこともあり、北海道IT推進協会での視察ということで参加させていただきました。
メンバーは約10名、札幌のIT企業の経営者が集まり一緒に視察してきました。私はヨーロッパに行くのが中学生以来の2回目で、今回は本当にいろいろな刺激をいただきました。なんといっても世界最大のイベントということで、その規模に圧倒されました。
また本イベントは展示会ということで、セミナーなどが中心ではなく世界からIoT、ビッグデータ、クラウド、セキュリティなど、ITビジネスに特化した企業が出展している見本市でした。
今年は、日本がパートナーということもあり日本企業も118社が出展していました。日本やアジア、アメリカのイベントでも見たことがないようなサービスや機器などがあり、世界各国から集まっているというのが感じられました。
残念だったのは1日しかイベントに参加できず、全部を回りきることができませんでした。さーっと見るのが精いっぱい。東京ドーム21個分の会場はとてもじゃありませんが、さらっとみるだけで終わってしまったのがとても残念でした。それでも、これを見れたことは本当に感動的でした。
これがジャパンブースです。めちゃくちゃかっこよかった。白いブースに日の丸の赤。そこに様々な日本の四季折々の景色や特徴などが表示されるブースはとても魅力的でした。
ドイツ軍の無人探索機も展示していました。いいのかな?世界の人が見てました。写真もOKと言われたので撮らせてもらいました。
フォルクスワーゲン社のブースです。ラジコンの自動運転をトレーラー数台で実験している様子を展示していました。自動運転はアメリカの方が完成は早そうした。
セミナーブースもおしゃれです。金網の中でパネルディスカッションやってました。
上記2枚はセールスフォースのブースです。もうビジネスの域は超えています。カメラがAIで予測し、キーパーとして動きゴールを守るというゲーム。AI技術VS人を体験できるコーナーです。
セールスフォース社が企画しているというより、セールスフォースを使って作ったソフトウェアを売っている企業が出展しているというイメージでした。CeBiTでは1つの建物を全部使ってました。さすがセールスフォースすごい規模です。
VRブースです。ちなみにVR体験をやっているブースも1つの建物が全部VR体験みたいな感じでした。最近では、VRの中のものを触ってものを投げたり、くっつけたりするようなこともできるんですね。
体験してみましたが、本当に操作が自然で近い将来そういうことができるようになるんだろうなって本当に思いました。
ここからはドイツの企業訪問の写真です。WAGOという企業の企業視察及び工場見学をさせていただきました。IoTの電機基盤を作っているメーカーです。世界で使われている機器を作成している企業です。
http://global.wago.com/en/index-en.jsp
ここからは観光です。本当にわずかな時間ですが、ハールメンという場所にホテルがあり、ホテルの周りを歩いてみることができる時間ほんの少しですが取れました。
街並みはとても綺麗で、歴史を感じさせる建物は、人々の環境へのこだわりとその景観を大切にしていることがひしひしと伝わってきました。
ハールメンの笛吹男像 笛でねずみを退治したハールメン。街の人達からその対価をもらう約束をしていたにも関わらず、それをした後に対価をもらうことができませんでした。怒ったハールメンは、街の子供たちを、ハールメンの笛で連れ去ってしまいます。・・・・そんなお話ご存知ですか?ヨーロッパはまだまだ遠いです。今回オランダ アムステルダム経由でドイツ ハノーバーに入りましたが、16時間以上飛行機に乗って現地到着までの時間は26時間程度かかっています。
とても時間がかかりまだまだ近い場所とは言えませんが、その分だけ学ぶもの、違う景色、新しい発見がありました。アメリカとも違う、アジアとも違う、もちろん中国とも違う。
ドイツとその他のヨーロッパの国ももちろん違うとは思いますが、独特の文化。大事にしていること。何か新しいもの、新しい価値を教えてもらったような気がしました。
まだまだ具現化するには時間がかかると思いますが、世界とビジネスをするということが、なんとなく少しづつですがイメージできてきました。
同じ時代に違う場所、違う文化、考えていることが違うことで悩みも違います。ただ、そこには何か順序だてて考えれること。もしかしたら、そのような考え方につながることがあるようにも思いました。