- 11月 サスケWORKS ユーザー会開催2025年11月30日 Filed under: お知らせ、会社行事、日記、講演会・展示会参加
2024年11月27日(木)、ノーコードWEB開発プラットフォーム「サスケWORKS」の第3回ユーザー会をリアルイベントとして開催しました。
今回のユーザー会には約50名の方にご参加いただきました。サスケWORKSの活用方法や機能、使用感、そして「こういう機能があればもっと良いのに」といった要望まで、ユーザー企業様およびパートナー企業様からのご発表、パネルディスカッション、交流会という形で実施しました。

ユーザー企業3社の活用事例:現場主導のDX推進
最初に、現場主導のDX推進をテーマに、異なる業種のサスケWORKSユーザー3社から活用事例を共有いただきました。
株式会社三光社様(https://www.sankosha-net.co.jp/)は、ベテラン社員への業務集中と属人化に悩み、サスケWORKSを導入。仕入先案内通知の処理時間を月間10時間削減し、出張申請や稟議を完全電子化。「DXは人を減らすためでなく支えるため」という思想のもと、紙とExcelをゼロベースで見直し。完璧を目指さず現場の声を拾いながら改善する姿勢で、スムーズな導入に成功しました。
税理士法人中山会計様(https://nakayama-kaikei.com/)は、複数のITツールの乱立と高コストに悩み、サスケWORKSを導入。それまで使っていたSFAツールの数分の一の料金で、申告業務の進捗管理や請求書発行を効率化。確定申告期の処理時間を数時間に短縮し、テレワークも実現。ノーコードとAIを組み合わせた柔軟なカスタマイズで、現場と共に育てるシステム構築に成功しました。
西海市商工会様(https://www.shokokai-nagasaki.or.jp/saikai/)は、手書き・FAX文化とExcel管理の負担に悩み、サスケWORKSを導入。労働保険事務ではAI OCRとRPA連携でe-Govへの自動入力を実現し、大幅な工数削減に成功。運転日報や備品購入稟議も電子化し、SUBLINE連携で通話履歴を自動記録。コストパフォーマンスの良さと導入しやすさで、現場から始まるDXの第一歩を踏み出しました。

3社に共通していたのは、完璧を目指さず小さく始め、現場の声を聞きながら段階的に育てていく姿勢です。「このままではいけない」という現状認識から出発し、一つの業務から着手。70〜80%の完成度で運用を開始し、利用者の意見を取り入れながら継続的に改善を重ねることで、成功体験を積み重ねてこられました。
全ての事例に共通していたのは「人を支えるためのDX」という思想です。人を減らすのではなく、働きやすくするため。現場が主体的に改善する文化を醸成し、属人化を解消して誰でも使える仕組みをつくり、テレワークなど場所にとらわれない働き方を実現されています。
サスケWORKSは、他ツールと比較して圧倒的なコストパフォーマンス、非技術者でも扱える本物のノーコード、手厚いサポート体制、AI連携など柔軟な拡張性が強みです。今後もMCP連携や内部AI実装など、AI時代への対応を進めながら、企業の業務インフラとして「なくてはならない存在」へと進化していくことが示されました。
サスケWORKSは単なるツールではなく、現場に「自分たちで変えられる」力を与えるプラットフォームだと言えます。
パートナー企業2社からの実践的知見
その後、2社のパートナー企業から実践的な知見を共有いただきました。
株式会社電算サービス様(https://den3svc.co.jp/)は、SI業務30年の経験を活かした伴走支援の重要性を強調されました。従来のSIのような「投げっぱなし」ではなく、顧客と一緒にDXを進め、現場が自走できるまで伴走する姿勢が、サスケWORKS導入成功の鍵となっています。営業や総務といった非技術者でもアプリ作成が可能になり、現場主導の業務改善が実現しました。
株式会社カトム様(https://www.kdg.co.jp/katom/)は、カスタムコード活用の専門性を提供し、サスケWORKSの標準機能とカスタム開発を組み合わせた柔軟な提案を展開されています。

パネルディスカッション:ハイメディカル様の組織変革事例
パネルディスカッションでは、株式会社ハイメディカル様(サンワ調剤薬局様)(https://sanwapharmacy.co.jp/company/)の取り組みが印象的でした。13店舗の一体感を醸成するため、ビジュアルを重視した社内ポータルを構築。組織文化の変革に成功されています。
成功の共通要素は、不完全でもまずリリースし、現場を巻き込みながら段階的に改善していくアプローチです。導入メリットを明確化し、小さな成功体験を積み重ねることで、現場の自主的な改善マインドが育っていきます。

メーカー冥利に尽きる喜びの声
今回、多くのユーザー様、パートナー様にご参加いただき、私たちでは説明しきれない内容や事例をご紹介いただくことができました。特に、導入の進め方、現状の課題、どのような場面で活用しているか、どういう効果や成果が得られたか、そして今後どのように進めていきたいかといった生の声をいただきました。
私たちにとっても本当に貴重な時間となりました。
何より嬉しかったのは、「サスケWORKSのおかげで、会社の紙がなくなり、リモートワークの実現につながって働き方改革ができた」というお話や、「社員みんなで参加し、巻き込んでいくことで、楽しみながら一体感を持って会社の情報共有ができるようになってきている」という点です。メーカー冥利に尽きる、本当に嬉しいお話でした。

今後の展開:さらなる価値提供を目指して
今後もさらに、ユーザーコミュニティの活性化、プラグインなしでできるオールインワン思想を追求し、継続的な機能拡張を進めてまいります。
また、標準機能だけでなく、パートナーとのアライアンスも強化し、手厚いサポート体制や、カスタムコードによる柔軟なUI/UXの実現により、さらなる価値提供を目指していきます。
今回開催させていただき、参加された皆様の喜びの声は、私たちにとってとても大きな励みになりました。

社会課題・企業課題の解決に向けて
まだまだデジタル化できていない企業は多いかと思います。
日本は地方も含めて、少子高齢化により生産性向上、業務効率化が必須の時代を迎えました。私たちは、それらの社会課題、企業課題を解決するお手伝いがしたいと考えています。
様々な業界で様々な活用をいただき、現在、各業界・各業務の課題について学ばせていただいております。今回もとても学びの多い機会となりました。
まだもう少し時間がかかりますが、ツール提供にとどまらず、それをナレッジとしてご提案できるよう、研究をさらに進めてまいります。
私たちの強みは、プラグインなしでサスケWORKSで完結できる業務改革です。
どのようなプロセスで、どのような導入方法で、どのような効果を得るためにどのような改革をしてきたのか。様々なパターンを分析し、そのノウハウを提供できる企業になっていきたいと考えています。
