- シンガポール視察 第1弾 2017年9月 DigiMarCom in ASPIC2017-09-30 Filed under: 日記、海外
このたび弊社インターパーク、毎年補助金やら助成金やら使えるものはなんでも使って進化成長していこうということで、毎年アンテナはって様々なものに応募しています。
毎年応募しているのですが、これがまたなかなか採択されない。書類をつくるのがとても大変で、出したはいいが、応募数が多いものについては、落選したりと本当に2月~7月くらいまで年度のはじまりというのは様々なものに応募します。
今年度は本格的に海外展開の市場調査とサービスの英語圏向けのローカライズを進めていく方針だったので、その点に注力し何と札幌市と中小機構から今年度海外進出支援に関する補助金をいただくことが採択されました。
「素晴らしい!!」そこで、採択確定したのが札幌市は7月。そして中小機構は9月。まずは札幌市の補助金を活用させていただき、市場調査をシンガポール・現地にある日系の調査会社に外部委託。9月から来年2月までが対象期間になりますのでこの機会に海外進出の足掛かりをなんとかつくりたい。ということで、9月から12月3か月毎月シンガポールに行くことになりました。
IT企業の海外進出の目的は大きく分けて2つありそのどちらかを足掛かりにして海外拠点を持つことが多いようです。その、一つはオフシュアという考え方で、開発者を求めて海外にいくというのがあります。これは受託が多く技術者が不足している企業はそこから入ることが多いようです。その時の相手国は、現在はベトナムやタイ、フィリピンなどがあげられるようです。しかしながら弊社が求めているのはもうひとつの進出理由、海外へのサービス提供をしたいというもの。いわゆる海外への販路拡大です。
少子高齢化。日本の貿易赤字化。北海道というか日本としての産業をどうつくるか。そんな大きな話までいけるかはわかりませんが、日本に自動車産業や電化製品が世界で活躍している現状から、弊社としてもそのきっかけを作りたいと考えています。
そこで9月~12月弊社が決めたのはシンガポール。アジアのHUBとなる国。日本よりも物価が高いといわれ、日本よりも国際化が進んでいる国。そして、政治と経済が協力して国際経済社会での立ち位置をしっかり意識している国。
シンガポールは昨年9月、土屋人間社長塾の視察で土屋会長とご一緒させていただき訪問したことがありました。その時の印象はいまでも忘れません。アメリカでもなく中国でもなく、そしてASEAN諸国でイニシアティブを持つ国シンガポール。
日本に最もない国際的基準でありながら、アメリカのような資本主義、日本のような社会保障制度などをもっている国。
そんな国に向けていよいよ市場調査を本格的にスタートします。
さて、現実に戻りますと今回は2017年9月18日~21日の3日間 DigiMarComというデジタルマーケティングカンファレンスに2日間参加することを1番の目的として2泊3日しかないのに5件のアポイントをいただき現地の状況を調査に行ってきました。
とにかく知らないことばかりなので、なんでも吸収したいという想いで行きましたが、入ってくる情報量の多さにパンクしそうでした。
ただ、わかればわかるほど・・・感覚的に面白いと思うことがあり、日本に似たところ。そして日本より進んでいるところ。そして日本にはないところなどが明確に見えてきます。
何より、賄賂や不正がなく、安心・安全、そして今私達日本人が持っている常識というかルールがある程度通じる国であることがわかりました。もちろん国際色豊かなところや宗教の自由の幅など、それによる様々なルールはかなり違いますが・・・
ただ、やっぱり 壁は英語ですね。もっと英語さえわかれば・・・情報はもっともっと活きたものとして知ることができると思いました。
9月の3日間は副社長であり、CTOの須田と二人で行きました。とてもうれしいことにシンガポールに須田のいとこがいて、話をしましたが、誰に会うより一番活きた情報をお聞きできたと思います。
親族って海外で、特に強い結束ある気がしました。活きた情報を得られる人がいるってとても強みだと思います。まずは9月。大手企業にと紹介いただいた会計事務所などに行き現状を聞きました。人によって話は違いますが、面白いのは何も知らないので本当にいろんなこと、主観的な印象も含めて皆さん教えてくれるということです。ありがたいことです。
シンガポールでの人脈をたどり、もっと現状を自分自身が肌で感じられるようになりたいと思います。
今回須田と一緒に行って、シンガポールで事業をされているいとこの方をご紹介いただき、またシンガポールで何かサービスをつくっていくというイメージも須田の中に沸いたようで・・・新しい展開技術面でも面白いことできそうです。
何より私の壁は英語ですね。がんばります(笑)
綺麗なマーライオンとベイエリア、マリーナベイサンズがシンガポールのイメージだと思いますが、なんとマリーナベイサンズができたのは2008年。シンガポールはそれまで観光名所やシンポルがなかったそうです。
そりゃそうです。人口550万人、東京23区の1.2倍くらいの広さの国土。
その国が世界で存在感を高めている。素晴らしいことです。日本が見習うべきことがこの国にはたくさんあると思いました。