日本最北端の山 利尻富士登頂 | CEO Blog | 株式会社インターパーク Interpark., Co. Ltd.

CEO Blog代表 舩越裕勝のブログ

日本最北端の山 利尻富士登頂2017-08-16 Filed under: 日記

2017年夏 今年も経営者仲間 登山部 新たな山にチャレンジして参りました。

今年のターゲットは、昨年行けなかった。利尻富士。そう日本最北端の山です。

昨年飛行機が利尻島に着陸できず、結局新千歳空港に戻ってきてしまいました。私達そこで諦めず、昨年は蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山登りました。

飛行機が降りれないほど北海道上空安定しない天候だったこともあり、天候が非常に悪い状況での羊蹄山かなりきつかった思い出があります。そうこの登山部、経営者数人で4年前40歳になる前に30代でやり残したことないかという話になり・・・「日本一になってないよな!」という話から 富士山登頂に!

私は20代にもそう思い富士山に登りましたので、20代と30代に2回日本一になりました(笑)

4年前富士山に始まった登山。今では毎年1回の恒例行事。富士山の後は、ここ数年北海道の山を登っています。旭岳、駒ヶ岳、利尻富士を狙ったけど昨年は、羊蹄山と気が付けば北海道の山もいくつも登りました。

そして今年、2年の想いを胸に無事利尻島に到着。目の前にそびえたつ三角の山。

利尻富士 1721m 数字的に標高はそうでもないのですが、緯度が高いところにあるせいか高山植物が山のすそ野からみられます。

到着した1日目は少し観光しました。明日登るという山の周囲(利尻島1週60km)を一周し明日勝負の山とご対面です。

また利尻礼文サロベツ国立公園 姫沼園地にも行ってきました。とてもきれいな沼で水が本当にきれいでした。

さて、その後買い出しをして旅館に戻り明日の準備です。旅館は昨年予約していた”夕陽館”読み方は「ゆうひかん」なのか「せきゆうかん」なのか最後までわかりませんでしたが、昨年飛行機が降りれず電話した際に本当に残念だったね。飛行機見えてたんだけどね。また来てください。と言われていた約束をした旅館です。1年越しの約束。

昨年予約していた舩越です。といってお邪魔しました。本当に親切にしていただき、料理も最高でした。海産物中心の料理は本当においしかったです。また次の日利尻富士に登山するという話をしたら、大きな大きなおにぎりを作ってくれました。

本当に旅館の皆さんにはお世話になりました。

 

さぁ~そして出発の朝です。朝6時に起きて、7時スタート。登山口まで車で来て準備します。今回は今までみたことがないほど天気に恵まれ最高の登山日和でした。

そしていよいよ登山スタートです。

比較的下のほうは緩やか 話には聞いていましたが、正直3合目から4合目 そして5合目はとても距離が長いです。本当に緩やかな散歩道みたいな道がずーっと続いていて、距離的には相当あるように思います。それが6合目あたりから山らしくなりますが、利尻富士 見た目では三角なんですが、ちょっとアップダウンもありました。

ある程度登ると山の尾根がものすごく綺麗です。あいにく雲が下にあって、海は見ることができませんでした。利尻山。天気の良い日は、空と海の境がなくなり浮いている島のように見えるということです。神秘的ですね。

今回は、年齢を重ねていることもあってとにかくケガに注意しました。山登りというのは誰か一人がけがしてもそこで終了です。本当の意味でチームワークや、お互いを気遣う気持ちが必要で良い仲間としか登れないサバイバルな体験だと思います。

天候が良ければそんなにきつくない山も、自然と遊ぶということはそう甘くはありません。いつ天候が崩れるか。いつどんな状況になるかもわからないので万全の準備が必要です。

おとぼけな顔したりしてますが、結構余裕はないんですよね(笑)ただ6合目くらいからこのような美しい景色が見られます。本当にそこで話してたのですが、写真では伝わらない素晴らしいパノラマビューでした。

そしていよいよ7合目。ここまでも汗びっしょりというような感じだったのですが、実はここからが利尻富士本番でした。利尻富士は7号目までは楽勝だったのです。

距離は長いが、傾斜は急ではないしハイキングかと思わせるほど緩やか。こんな感じかと少し考えていたら ここからが大変でした。

それまでは足場は土だったのですが・・・この辺から足元が岩場になってきます。岩になるとなんと手を使って登らないとけいないくらい傾斜が急になります。

厳しくなってきたところに、ありったけの笑顔。写真用の笑顔は今見るとやはりちょっとひきつっています(笑)

そして途中から何度も頂上が見えたか!!というような景色になります。

さぁ~ もう少し・・・あそこが頂上だ!! と言ってからめっちゃ長い(笑)

見えてるんですけど・・・

あそこだ!!見えるとテンションは上がります。

ただその山上まで上がるとまた先があるんですね。簡単には頂上いけません。8合目から富士山のような赤土になり、とても足場が悪くなります。

ここが利尻富士 いつまで登山できるかわからないといわれる由縁ですね。本当にデリケートな地層で、特殊な補強がしてあって土を集めて階段のような形になっていたりロープが張ってあって、ロープをもって登ったりしないと登る通路が崩れていっているようにも見えました。

さぁ~ そんなこんなでそれでも途中で諦めるわけにはいかない登山部。気合で登り切りました。約6時間。9合目が特にすごいです。

ただ、この山は登った甲斐がありました。景色が本当に素敵です。

山頂には神社があり、お参りしました。素晴らしい仲間とここに来れたことに感謝です。

山頂は、本当に小さいスペースです。30人は入れないような場所。近くにも塔のように山並みがありますが、この利尻島自体が1つの山であることを感じる瞬間でした。めっちゃ景色がきれい。360度のパノラマ最高です。

登りきって落ち着くとこの笑顔。最高に気持ちの良い瞬間でした。

そしてこれが帰り道。通常登山は下りは登りの半分くらいであることが多いのですが、この山は違います。くだりもしっかり5時間かかり。

下山したのは18時という暗くなるぎりぎりでした。傾斜が急であり、スピードが出せないこと。下のほうが距離があり、登りも下りもあまり時間的には変わらないこと。

なかなか難易度の高い山でした。ただ、何よりも救いは天候が良かったことです。本当に恵まれていました。もし雨や風が強かったらと思うとぞっとします。

夜利尻町では夏祭りが盛り上がっていました。演歌歌手のステージがあり、地元の青年部の人たちが屋台をしたりして、こんなに人がいるのかっていうぐらい人が沢山集まっていました。

こういうところの祭りは良いものですね。登山から戻り風呂に入って、祭りに参加する。達成感にひたりながら最高の仲間とビールいただきました。
そして帰る日。ミシュランにもノミネートしているという海鮮ラーメンをいただきました。利尻と言えばやはり海鮮なんですね。海の幸が本当においしかったです。

あ、でも決して安かったイメージはないですね。やはり、観光の町ですから新鮮でおいしい。でも観光の為の高級品ということなのでしょうか。


そして利尻といえば、うに。有名です。旅館でもいただきました。また、町営のウニ採り体験ができる場所があって、そんな体験もしてきました。
今年も無事登頂し、全員帰還しました。毎年健康で居られることに感謝。また素晴らしい仲間と素晴らしい時間を共有できることに感謝ですね。

 

さぁ~ 来年は北海道を出て日本の山にチャレンジします。もう帰りの道で次の山の計画を立てました。来年も登山部 山を無事に制覇できるように、1年かけて今より体づくりしないとですね。北海道の夏はお盆までと言われていますが、今年も短い夏、熱い夏 満喫させていただきました。

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