- 土屋人間社長塾 海外視察 in ASIA 2016年11月20日~24日2016-11-25 Filed under: 日記、海外
私のもっとも尊敬する経営者である土屋会長から、私は7年前に1年間の土屋人間社長塾に通い学ばせていただきました。
私にとって土屋会長は本当に勉強家で、そして何よりご一緒させていただきながら本当に多くの学びを頂いております。
人間力という意味でも、私にとって本当に尊敬すべき経営者です。
その土屋会長と年に1回ご一緒させていただける海外視察。土屋会長と一緒に旅ができる素晴らしい時間です。
今回は、マレーシアとシンガポールに行ってきました。私はマレーシアもシンガポールもいったことがなかったのでとても楽しみでした。
私の行く前の印象でいうと、ASEAN諸国の中でも先進国というイメージのこの2国。タイ、ベトナム、フィリピンなどに比べるとこの隣接した2国は、双方が近代的であるという先入観がありました。
しかしながら、いってみてわかったことは、この2国は国民性に本当に大きな違いがある国だと感じました。
マレーシアは、首都であるクアラルンプールだけが近代化しており、広い豊かな国土。温和な国民性。まさに南国、アジア的なゆったりした空気が流れる国だと感じました。なにより首都であっても、仕事している人たちがのんびりしているように見える。
不思議なんですが、時間がゆっくり流れているんだろうなという雰囲気を感じます。
観光だったり、余暇を楽しむという意味ではすごく人間味あるれる感じがしました。ただ、仕事したらゆっくりすぎてどうなんだろう。南国アジアだからこのくらいのスピード感という自分の認識を調整しないといけないなと感じました。
それにくらべてシンガポール。国土が狭く、第1次産業はほぼなく、水でさえも自給自足できない国。東京23区ほどの面積に、550万人という東京都の半分以下の人口の国。あまりにも何もなさ過ぎて、昔は漁業が産業だったということです。
それを人が進化させてきました。政治と経済が危機意識を持ち、将来についてどうしていくか。どうなればシンガポールという国が生きていけるか。私はそんな風に感じました。
人は、課題と問題意識があるとそれ対して対応し解決しようとすることができます。その問題意識が、この7年間でGDPを2.2倍に押し上げている超経済成長率の高い国です。また、言語を含め国際的な交流や国際的視点を大事にしており、非常に教育熱心な国ということです。
今回2つの国を見て国民性、その危機意識。そしてこれからの成長を考えたときに大きく違う個性のある2つの国であるなと感じました。
インターナショナルに物事を考える視点。国としての危機意識。世界から見た日本の立ち位置。そして、アジアでの日本の立ち位置。これはシンガポールを参考に学ばなければならないと感じました。
日本の周りには海があり他国は身近なものではないのが良いのか悪いのか。また山が多く水に困らない。四季があり、作物が育ちやすいのが良いのか悪いのか。
自然の恵みはあるものの感謝し、私たちはそれが永遠ではないことに危機意識を持ち、行く先どのようになっていくのかを見据えて計画をしていく必要性があると感じました。
人の進化と成長は危機意識、問題意識からはじまる。課題があるから解決しようとする。今の日本に欠けているものは危機意識ではないかと思いました。
そして、今回の土屋人間社長塾 海外研修で学んだことは経営も同じ。危機意識・課題意識がとても大事であるということに学びをいただきました。
4日間マレーシア、シンガポールの企業訪問が中心で、イベント見学も含めて8か所のスーパーハードスケジュールの企業訪問。
本当に現地で働く日本人の方々とお話しするチャンスをいただくことができ、本当に貴重な体験をさせていただきました。
ご一緒させていただきました皆様。本当に素晴らしい旅をありがとうございました。