ニセコ町町役場、自治体視察 | CEO Blog | 株式会社インターパーク Interpark., Co. Ltd.

CEO Blog代表 舩越裕勝のブログ

ニセコ町町役場、自治体視察2024-02-24 Filed under: 日記講演会・展示会参加

EO WINTER EVENT 2024年2月23日(金)に、ニセコ町のまちづくりについて学ぶという企画があり参加しました。

ニセコは世界から注目されるパウダースノーが有名な国際的リゾート地で、全国で地価がものすごく上がっている場所と言われています。世界各国からパウダースノーを求めてここに集まり、ニセコ比羅夫を中心とした町は、日本でありながら、海外を思わせる雰囲気があります。

そんな、外国人が多く訪れる町ニセコ町では、未来を見据えた街づくりをされているということで今回、どんな取り組みをされているのか、片山健也町長にお話しを伺いに参りました。

お話を聞き、様々な斬新な取り組みをされているのですが、ニセコ町の取り組みで素晴らしいと思ったことは、町議会とすべての会議を誰でも傍聴できるようにし、オープンして行うというものです。

公共事業についてのディスカッション、協議、審議を行うのだからこれは誰もが参加でき、傍聴できることが理想だと掲げ、それを実行されているとのこと。ものすごい反発もいっぱいあったようですが、今ではすっかり定着していて、いつでも町議会の話、各部署での会議にも参加できるので、聞きたいと思えばいつでも行けるという町民の皆さんへの情報開示をすることで、どういう理由で税金の使い道をそうしなければならなかったかなど、オープンに行うで、心理的安全性にもつながっているというようなことをおっしゃてました。


また、2つ目にすごいと思ったのは、町が率先して一人暮らし用、家族用という光熱費が最小限で済むサスティナブルな、高気密な賃貸住宅を民間と協力して作っているという点です。将来高齢化が進んだ時に住む場所がなくなるのではなく、一人暮らしでも夫婦二人でも暮らせるそれぞれの生活にあったサイズの賃貸住宅環境を用意しているという点です。

これは様々な点で非常に効率が良く、町としてまとまって住める場所をつくることで医療など充実した環境を整えることができたり、インターナショナルスクールを誘致することで、移住してくる人達への配慮も進めることができる。

結果、長く住み続けることができ町内の将来の年齢別人口分布を考えた住宅環境を整えることができるそうです。

世の中少子高齢化で少子高齢化、人口減少していく場所が多くなっていくところにニセコではその対策も町議会で話されており、将来の年齢別人口分布もこのくらいにしていきたいという目標があれば、それに合わせた街づくりをしていくというのが素晴らしいと感じました。

街づくりを先進的にすすめている素晴らしい取り組みだと思いました。

片山町長、お話お聞かせいただきありがとうございました。

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