- ゲリラ豪雨・スーパーセル 異常気象はまだまだ続く? 2013-09-03 Filed under: 日記
ここのところ、突然の雨だったり、毎日少しの時間だけ天気雨だったり・・・なんだか極端な天気が続いていますね。
今日はどうしてそんなゲリラ豪雨が発生するか調べてみましたので調べてみました。
集中豪雨というのは発達した積乱雲が原因となるそうです。
地面付近の暖かい空気は軽いので上昇し、上空の冷たい空気は重いのでお互いがぶつかり、大気の状態が不安定になります。そして、この不安定を解消しようと上下の空気が混じり合う対流が発生するそうです。
この時の空気が湿ったものであれば、上空に行くに従って下がる気温の中で、空気に含まれる湿気・水分が凝結して雲となり、それが積乱雲です。
積乱雲は垂直方向に発達するため、局地的な狭い範囲に激しい雨を降らすのです。雨の時間は短いのですが、1時間に100ミリを超すの猛烈な雨を降らすこともあるとのこと。
この短期間の雨を集中豪雨と呼んでいますが、その中でも1時間に100ミリを超す激しい雨を「ゲリラ豪雨」と呼んでいます。夏の気圧配置はこのゲリラ豪雨が起きやすい状況です。
今年は北海道ですでに、8回以上このゲリラ豪雨となっているとのこと。
また、話は変わりますが、天候の話でいうとこの季節、突如として現れた昨日の埼玉と千葉で起きた竜巻というかスーパーセルですが、これもこの積乱雲が原因で起きる現象です。
2014年9月2日の埼玉県越谷市の周辺では、地上付近の気温が34度くらいだったとのこと、一方、上空6000メートル付近にはマイナス6度の寒気が流れ込んだため、気温差が40度近くだったそうです。
この大きな気温差で、現場周辺にはスーパーセルといわれる巨大な積乱雲が発生したのではないかとのこと。
通常は1時間くらいで消える積乱雲が数時間に渡って発生し、上昇気流と下降気流が強まり、その境目で竜巻が発生したとみられます。
9月、温かい空気と寒い空気が混ざり合うこの時期、引き続き全国的に大気の不安定な状態が続いているようです。
局地的な雷雨や竜巻などの突風に十分な注意が必要です。
やはり自然の力、天気って恐ろしいですね。
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