- 2011年3月11日14時46分・・・東日本大震災~決して忘れてはならないこと~2013-03-11 Filed under: 日記
2年前の今日。東北地方にて大地震がありました。
私達は、人生の衝撃的な一瞬に出会いました。そこで、気づいたことがありますので少しお話します。
地震後、東北で開催される復興支援フォーラムに参加しています。昨年は盛岡、そして今年は仙台。
今年参加させていただき、東北はまだまだ復旧も、復興もまだまだ途中であることがわかりました。
ただ、以前と同じ状態になるという復旧については2年すると新しい生活が定着してきているようです。しかしながら現在でも32万人の人たちが被災者としての生活をしているとのこと。
復興という点でいうと、国や地方自治体などの支援や全国、全世界からの支援金などが集まってはいるが、本当の意味での復興は、一方的な支援ではなく一緒に経済を活性化させるというところにヒントがあるようにも思えました。
今回被災してから2年がたちその間の生活についての現地の方からご意見を聞く場面もありましたが、今までの歩みは言葉には表せないほど厳しいものだったとお聞きしました。学校の先生は、生き残った自分のことを攻め、申し訳ないと思い子供達に勇気を与えたいと考えたが何度も挫折しそうになったと話されていました。
また、ある人は「今ある当たり前のことが当たり前にあることに幸せを感じて欲しい」そして、それを大切にして欲しい。
忘れてはいけないことは、今回の事故で知ったことを話ししてくれました。
お父さんもおじいちゃんも、そしてそのお父さんもこの土地に住み。自分も子供のころから慣れ親しんだ町。当然のように、家族と子供達と日々生活をする中で、たった1日の事故で、突然住む街が突然なくなり、家族が、友人が突然失われる・・・。
今の当たり前にあるものが当たり前でなくなることが実際に起きていることにぜひ感じて欲しいと言っていました。今日も、明日も当たり前に一緒にいられることはとても幸せなことだと感じて欲しいと。
また、大切な人を守るために防災についての意識を持って欲しいとおっしゃっていました。
経済は少しづつ動きだしたように見えても、被災された方々にとっての復興はまだまだはじまったばかりということを感じました。
私達は、そこで何ができるのでしょうか。私も今回考えてみて、できることとは、まずその出来事があったことを決して忘れてはいけないと思いました。
東北の方々の心の傷はまだまだ被災したままであり、それをしっかりと考えていることをまずは自分自身がすべきことであると感じました。
時計の針が止まったままの・・・心の中であの日のことが忘れられない人がたくさんいるということを・・・
そして、さらに私自身のできることは、お金だけの支援ではなく、ビジネスという点、情けをかけるということではなく、共同で進めるという点。東北の人たちがのぞんでいるのは、きっと一方的に支援するのではなく、共に経済活動をしていく上で「つながり」を持つことのように思いました。
私自身、日々に改めて感謝し、そして地域を含めた防災への取り組みについて今一度見直していこうと思いました。
最後に、亡くなられた被害者の方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、皆様の心が一日も早く復旧し、復興されますことを心よりご祈念申し上げます。
がんばれ東北!がんばれ日本!!