Cloud computing Expo in NewYork 2017 視察報告 | CEO Blog | 株式会社インターパーク Interpark., Co. Ltd.

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Cloud computing Expo in NewYork 2017 視察報告2017-06-27 Filed under: 日記海外

2017年6月9日~11日 アメリカニューヨークで開催されたクラウドコンピューティングエキスポ2107に参加してきました。

 

今回は、弊社役員3人で視察に行き見識を深め、最新技術を学んできました。IT、インターネット業界で最先端のアメリカに学ぶことは多く私達3人にとって本当に刺激をいただける機会となりました。

年に2回春と秋にアメリカで開催されるこのイベントは春はニューヨーク、秋はシリコンバレー(サンタクララ) で開催されます。

昨年秋のシリコンバレーで開催されたCloud Computing Expo 2016 in Santaclara に初めて参加してセミナーなどもいろいろ聴講しましたが非常に勉強になったので春のニューヨークのイベントにも参加しました。今回の内容というよりも、春NYと秋シリコンバレーで何が違うかというと、NYのほうが企業色は強い印象でした。偶然かもしれませんが、秋のセミナーは学術研究的な要素のものが多かったのに対して、今回のものは弊社のサービスの良いところ!メリット!というようなものが目だった気がします。

さて、話は今回のNYのクラウドコンピューティングEXPOですが、今回もかなり刺激的な内容が多かったです。前回何に使うの?と言われてたIoTやAI、ビックデータなど実証実験が進んでおり、今の段階では金融、医療、物流、エネルギー、工場などでの利用が進んでいるように思いました。

実証データがそろえば将来の予測、予見などに活用し既に成果が出ているように思います。

BtoBの企業間でのAIやIoTの活用はそんなところですが、もうひとつアメリカではBtoCにおいてもかなりいろいろ進んでいます。

アマゾンエコーや、グーグルホームなど声で様々なデバイスを操作する技術が進んでいます。キーボード入力しなくても、声の認識が英語ならほぼ完ぺきにできるということを意味しています。

日本語はだいぶ後回しになるかと思いますが、世界英語圏ではインターネット検索。音楽鑑賞機器操作、映像機器、空調、ライト、冷蔵庫などは声で操作できる時代になりました。

街中でスマートフォンを持っている人も、スマートフォンに話しかけている人が多いです。手で入力するということより声での入力はスピードが速く、既に正確に認識できるということでしょう。

家庭から進むAI化。インターネットに接続できるディバイスの数はどんどん増えています。

ただ、日本にくるのはまだまだでしょう。なぜなら英語圏を対象にしたほうが世界に売れるからです。

現在は、AmazonとGoolgeですが、AppleもHomePodを今年12月からオーストラリア、英国、アメリカで販売を開始するとのことです。今LINEも研究しているとのことでした。

家庭を取りまく電子機器の操作方法がすべて変わりそうでワクワクしますね。

ただ、いろいろ派閥?もあります。海外から取り寄せられるので実はGoogleHome を私買ってみたのですが、アマゾン派、グーグル派、アップル派のどれかを選択しないといけないという課題があります。

どういうことかというと、音楽を聴いたり、映像を見たり、画面を操作したりはそれぞれの端末とコネクトできる機器をチョイスしなければならない課題があります。

例えばAppleTVが家にあると、GoogleHomeでは操作できません。

これは、グーグルはCheromeを操作できます。また、音楽ソフトも対応しているものが違います。AppleはもちろんAppleMUSICに対応するし、GoogleはGooglePlayMusicだったりSpotifyに対応しています。

だからAppleMUSICを契約していてもGoogleHomeでは音楽が聴けないわけです。

AmazonEcohはAmazonPrimeメンバーに200万超の無料の曲を提供しており、Amazon Music Unlimitedでは数千万の音楽を聴くことができます。

まだアップルは発売していませんが、AmazonはSpotifyにも対応していますので、どちらか購入しようと考えている人はSpotifyと契約すると良いかもしれません。

なかなか派閥が難しいですね。各社囲い込みなんでしょうね。消費者は大変です。

ちなみに接続できる機器はアメリカで続々と増えていますが、これも対応機種がいろいろあります。

Wifiでつながるというだけではないので難しいですね。IoTの世界基準が今ちょうど日本、米国、欧州での共通規格をつくることがニュースになっていました。

普及するにはいろいろまだ壁がありそうですね。

さて、話は戻りますが私達のIT業界でのAI・人工知能の成長、発展は現在は予知・予見分野にまずは使われるだろうという話をお伝えしましたが、画像や文字などの対象物をディープラーニングにより認知・認証ができるようになれば、それに伴う行動にもつなげることがどんどんできるようになるかと思います。

今現状ではAIはフレーム問題といって、ルールとゴールが明確でないとなかなか結果を出せません。

なので今求められるAIのスモールスタートは、ルールとゴールを限定し検証できるようなものからスタートができればと思っています。

インターネットができたときのように、モバイルが普及した時のようにライフスタイルがきっと変わります。

新しい暮らしにどうAIが関わってくるのか。たのしみですね。

その最先端の答えはアメリカのAI研究が日本より2~3年進んでいると思います。

私はこの動向から目が離せません。

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