- エストニア・フィンランド視察 2020-01-27 Filed under: 日記、海外
2020年1月20日~1月27日まで新千歳空港からフィンランドへの直行便就航を記念して、エストニア・フィンランドへの札幌市の行政視察がありました。札幌市、JETRO、産業振興財団、北海道IT推進協会を含む札幌のIT企業が数社参加。弊社からは役員3人で今回参加してきました。
新千歳からフィンランドの首都ヘルシンキまでの飛行時間は約9時間半。ヨーロッパに北海道から9時間半で来れるってすごい!!世界はもっと近くなりました。
週に3便往復しているとのこと。本当は冬の間だけと12月中旬から3月までのフィンエアーの就航だったのですが、発売してすぐに3か月分の予約が好調だったので1年間就航になり、2020年12月までの就航が決まっているそうです。
今回の視察は、EUでのITの先進国と言われるバルト三国の一つ「エストニア」と、フィンランドのITスタートアップの最先端都市 フィンランドのシリコンバレーとも呼ばれる「オウル」の2つの場所の視察と商談を目的としています。
■2020年1月20日~1月22日 「エストニア タリン」について
エストニア タリン工科大学 コ・ワーキングスペース MEKTOLY
(3)エストニアベンチャー企業 カーディーラー向けCRMサービス MODERA
エストニアは132万人。そのうち首都タリンには130万人の人が住む。
知る人ぞ知るIT国家戦略がすごい国。今から20年前に起きた国際的なサイバーテロがあったことから、ITに対する危機意識を持ち国家戦略プロジェクトとして国が主導する。x-Roadと呼ばれる電子住民基調台帳、引っ越しから転職まですべてインターネット申請が可能。税理士がいない国ともいわれており、これから数年で年金支給申請等も自動化されるITの利便性を年々向上させているとのこと。
世界中の人がインターネットで申込みして電子市民になれる国エストニア。
人口がいなくて、産業もなくて、周囲の国からの攻撃もあって・・・選んだ道はITの国家プロジェクト。
IT先進国としてのブランディングも素晴らしい。世界に市民権を出しても管理できる体制がある。
100%市民、住民情報の管理を国がシステムでやっている。それが実現できた理由は、まさに国家レベルの危機感。そして、それを実現しないと生きていけないという覚悟を感じました。
そんなに大きい街ではないですが、町はとても綺麗で、石畳の旧市街地は素晴らしいところでした。
そして、驚いたのが、僕らが行った時期の日の出は9時で日の入りが15時半。日中がとても短い場所なんだと感じました。
日本も冬は日の出が遅くなり、日の入りが早くなるので夜が長いというイメージですが、そんな次元じゃないくらい夜が長い。
太陽の光って大事だなと思いました。お日様出るとちょっと嬉しくなっちゃうくらいの気持ちになりました。
さて、長くなったのでフィンランド オウルについては改めて報告しますね。